2012年4月6日金曜日

14年 セネタースvsタイガース 10回戦


10月1日 (日) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 セネタース 42勝30敗6分 0.583 浅岡三郎 苅田久徳
0 0 0 2 0 0 0 0 X 2 タイガース 51勝24敗2分 0.680 西村幸生


勝利投手 西村幸生 11勝7敗
敗戦投手 浅岡三郎   7勝5敗


二塁打 景浦

西村幸生最後の勝利


 タイガースは4回、一死後景浦将が中越えに二塁打、二死後伊賀上良平の右前タイムリーで1点を先制、富松信彦が四球を選んで二死一二塁、ここで西村幸生が左前にタイムリーを放って2-0とする。

 セネタースは5回、先頭の織辺由三が四球を選んで出塁、トップに返り苅田久徳の左前打で織辺は三塁に達して無死一三塁、横沢七郎が四球を選んで無死満塁、尾茂田叶の遊ゴロ併殺の間に織辺が還って1-2とする。

 セネタース先発の浅岡三郎は5回途中で降板して苅田がマウンドに上る。浅岡は苅田の後のセカンドに入る。

 セネタースは6回、一死後浅岡が左前打を放つが佐藤武夫の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。7回は二死後苅田、横沢が連続四球を選ぶが尾茂田は左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。8回は三者凡退。9回は二死後織辺が四球を選んで二盗に成功、しかし苅田は遊ゴロに倒れてゲームセットを告げるサイレンが高々と鳴り響く。

 西村幸生は6安打7四球5三振の完投で11勝目をあげる。西村にとってはプロ生活最後の勝利となった。


 西村幸生は今季限りでプロ野球生活に見切りをつけて満州に渡る。筆者は西村幸生ファン歴40年です。昭和12年~24年の公式スコアブックを入手した際、このブログをやろうと考えたきっかけは澤村栄治と西村幸生のピッチング内容を検証してみようと思ったからです。当ブログでは西村幸生のピッチングを「ランナーを出しながら抑えていく」ものであることをお伝えしてきました。本日も13人のランナーを出しながら1点に抑えています。



          *西村幸生最後の勝利を伝えるスコアブック。








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