2012年1月15日日曜日

14年 イーグルスvs阪急 8回戦


8月19日 (土) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 イーグルス 17勝40敗1分 0.298 望月潤一
2 0 0 1 0 0 0 0 X 3 阪急      42勝19敗       0.689 森弘太郎


勝利投手 森弘太郎 3勝1敗
敗戦投手 望月潤一 4勝16敗


二塁打 (イ)太田

森弘太郎、プロ入り初完封


 阪急は初回、一死後浅野勝三郎が四球を選んで出塁、黒田健吾は左飛に倒れるが浅野が二盗に成功、山下好一三塁内野安打、上田藤夫がセンター右にタイムリーを放って1点を先制、センター寺内一隆からの返球が悪送球となる間に山下好一も還って2-0とする。翌日の読売新聞によると寺内は打者走者・上田の二進を防ごうと二塁に送球したが雨に濡れる芝生に脚をとられたとのこと。昨日の第二試合は中止、明日も雨で順延されるが本日も雨模様の中での試合である。

 イーグルスは3回、先頭の清家忠太郎が左翼線にヒット、続く望月潤一の当りは中前に飛ぶがセンターフランク山田伝からの二塁送球に清家はフォースアウト、センターゴロとなて一死一塁、トップに返り岩垣二郎は中飛に倒れて二死一塁、太田健一が左中間を抜いて一走望月は三塁を回るがセンター山田から「8-6-1-5」と転送されて望月はタッチアウトでスリーアウトチェンジ。この場合センター、ショート、ピッチャーに補殺が記録されるのでこの回センターの山田伝は2補殺1刺殺を記録した。翌日の読売新聞によると雨のためグラウンドコンディションが悪く望月が脚をとられたため、最初は本塁突入を指示していた三塁コーチャーズボックスの森茂雄監督がベース直前でストップをかけたが望月がオーバーランして刺されたとのこと。

 阪急は4回、先頭の日比野武が四球を選んで出塁、石井武夫は右前打、林信一郎は中飛に倒れるが森弘太郎が四球を選んで一死満塁、トップに返り山田の中犠飛で3-0とする。

 森弘太郎は5安打4四球1三振でプロ入り初完封を飾り今季3勝目をあげる。翌日の読売新聞によると森の緩いカーブをイーグルス打線が打ちあぐんだとのこと。

 望月潤一も8回を完投して7安打3四球3三振。3つの与四球が全て失点につながった。


 なお、翌日の読売新聞は金鯱の内籐幸三投手が戦地から戻って近く復帰すると報じています。内籐は昭和11年に投げて兵役に就いているので当ブログではこれまで登場していません。「元祖・巨人キラー」であり、スピードは澤村以上とも言われる左腕ピッチャーです。






               *森弘太郎がプロ入り初完封を飾る。










            *フランク山田伝は1イニング2補殺を記録する。











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