2011年11月19日土曜日

14年 ライオンvs名古屋 5回戦


6月15日 (木) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
3 6 1 0 0 0 0 0 0  10 ライオン 14勝18敗4分 0.438 菊矢吉男 福士勇
1 0 0 4 0 0 1 0 0   6  名古屋   11勝24敗3分 0.314 西沢道夫 中村三郎 繁里栄 大沢清


勝利投手 福士勇     5勝6敗
敗戦投手 中村三郎 2勝3敗


二塁打 (ラ)坪内、室井
三塁打 (ラ)水谷、菊矢



水谷則一、3打数3安打2得点5打点2盗塁(うち1個は本盗)2四球2盗塁死1失策

 
 ライオンは初回、先頭の坪内道則が左翼線に二塁打、玉腰年男は一塁に内野安打して無死一三塁、水谷則一が左前にタイムリーを放ち1点を先制する。鬼頭数雄が三前にセーフティバントを決めて無死満塁、室井豊の中犠飛で2-0、なお一死一二塁から水谷と鬼頭がダブルスチールを成功させ、更に水谷がホームスチールを決めて3-0とする。
 
 名古屋は1回裏、先頭の村瀬一三が四球で出塁するが盗塁に失敗、続く鈴木秀雄の左飛をレフト鬼頭がエラー、桝嘉一四球で一死一二塁、大沢清の二ゴロをセカンド西端利郎がエラーして一死満塁、加藤正二の投ゴロで三走鈴木は本封、三浦敏一が押出し四球を選んで1-3とする。
 
 名古屋先発・病み上がりの西沢道夫は1回で降板して二番手に中村三郎がファーストからマウンドに上がる。ライオンは2回、先頭の松岡甲二が一二塁間に内野安打、西端が送って坪内四球、玉腰の左前打で一死満塁、ここで水谷が右中間に走者一掃の三塁打を放って6-1とする。更に鬼頭が左翼線にタイムリーを放って7-1、室井の左翼線二塁打で一死二三塁として中村をKO、三番手に繁里栄がマウンドに上がる。岡本利之の遊ゴロの間に三走鬼頭が還って8-1、送球の隙を突いて二走室井も三塁ベースを蹴ってホームを駆け抜け9-1とする。この遊ゴロにより岡本には2打点が記録されている。
 
 ライオンは3回、先頭の西端が四球で出塁、坪内の二ゴロでランナーが入れ替わり、坪内は二盗に成功、二死後水谷が本日5打点目となるタイムリーを中前に放って10-1とする。
 
 名古屋は4回、先頭の三浦が四球で出塁、中村も四球を選んで無死一二塁、芳賀直一の右前タイムリーで三浦が還り、ライト水谷が後逸する間に一走中村も還って3-10、服部受弘は三振に倒れるが村瀬が四球を選んで一死一二塁、ライオンベンチは大量リードをもらいながらピリっとしない菊矢吉男を下げて福士勇をマウンドに送る。鈴木が四球を選んで一死満塁、桝は三振に倒れるが大沢が右前に2点タイムリーを放って5-10と追い上げる。
 
 名古屋は5回から大沢清が四番手としてマウンドに上がり9回までライオン打線をノーヒットに抑える好投を見せる。
 
 名古屋は7回、二死後三浦が中越えに三塁打、中村が右前にタイムリーを放って6-10とするが、8回、9回を福士に無安打に抑えられてゲームセットを告げるサイレンが高々と鳴り響く。
 

 三打席連続タイムリーの水谷則一が3打数3安打2得点5打点2盗塁、ホームスチールも記録する。第四、五打席は四球で出塁するが共に盗塁に失敗して2四球2盗塁死のおまけも付いた。守備でも4回のエラーをきっかけに4点を失いヒヤリとさせるなど、一世一代の独り舞台の活躍ぶりであった。
 
 名古屋は勝率が3割1分4厘となり金鯱の3割1分6厘を下回り最下位に転落した。








              *水谷則一の三打席連続タイムリーの場面





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