2011年10月29日土曜日

14年 セネタースvs阪急 4回戦


5月29日 (月) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 2 0 0 0 1 0 0 4 セネタース 16勝13敗2分 0.552 浅岡三郎 金子裕 野口二郎
0 0 0 0 0 0 3 0 0 3 阪急       22勝9敗         0.710 石田光彦 重松通雄


勝利投手 浅岡三郎 3勝1敗
敗戦投手 石田光彦 5勝2敗
セーブ   野口二郎 1


三塁打 (阪)山田



名人芸


 今日勝てば春季優勝が決まる阪急は山下実が六番ファーストで登場。山下実は4月25日の金鯱戦を最後に名誉の応召となったが腰痛のため即日除隊とななっていたことは既報のとおり。

 セネタースは初回、苅田久徳が四球で出塁するとすかさず二盗に成功、横沢七郎の三ゴロの間に三進して尾茂田叶の左前タイムリーで苅田が還って1点を先制する。

 セネタースは3回、苅田、横沢が連続四球、尾茂田が一塁線に送りバントを決めて一死二三塁、佐藤武夫は三振に倒れるが野口二郎が中前に2点タイムリーを放ち3-0とする。

 セネタースは7回、先頭の柳鶴震が右前打で出塁、織辺由三が送って森口次郎三振で二死二塁、トップに返り苅田が中前に痛烈なタイムリーを放って4-0とする。

 阪急はセネタース先発の浅岡三郎のチェンジ・オブ・ペースに無得点に抑えられる。阪急は5回、石田光彦、西村正夫が連続四球で無死一二塁、セネタースは浅岡から金子裕にスイッチする。続くフランク山田伝の二遊間への当りはセカンド苅田のファインプレーに阻まれて無補殺併殺。

 阪急は7回、石井武夫に代わる代打伊東甚吉、石田が連続四球、西村は三邪飛に倒れて一死一二塁、山田が右中間に三塁打を放って2-4、黒田四球後山下好一の遊ゴロをショート柳が弾く間に山田が還って3-4、上田のライナーを又も苅田が好捕してこの日二度目の無補殺併殺を記録する。

 セネタースは9回から野口二郎を投入して逃げ切り阪急の胴上げを阻止する。浅岡三郎は4回3分の0で降板しており、現行ルールでは金子裕に勝利投手が記録されるところであるが公式記録では浅岡に勝利投手が記録されている。野口二郎のセーブは当ブログルールによるもので公式記録ではありません。


 苅田久徳の名人芸はスコアブックの記録からはなかなかお伝えすることが出来ないのですが、本日は無補殺併殺が2回、記録に現れる好プレーをお伝えすることができました。「雑記」欄には「無補殺併殺--苅田二塁手--1試合2は珍し」と書かれています。





       *苅田久徳の名人芸を伝えるスコアブック。




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