2011年9月25日日曜日

14年 阪急vs南海 4回戦


5月17日 (水) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 1 0 0 0 0 1  0   2 阪急 17勝7敗         0.708 石田光彦
1 1 0 0 0 0 0 0 1X  3 南海   9勝16敗1分 0.360 平野正太郎 宮口美吉


勝利投手 宮口美吉 2勝5敗
敗戦投手 石田光彦 4勝1敗


二塁打 (阪)山下好
三塁打 (阪)山田
本塁打 (南)鶴岡 2号


鶴岡一人、三試合連続先制打


 南海は初回、二死後鶴岡一人が左翼スタンドにホームランを放って1点を先制する。鶴岡はこれで三試合連続の先制打となった。このホームランは今季甲子園球場初のホームランである。

 南海は2回、先頭の岡村俊昭が四球で出塁、伊藤経盛の遊ゴロの間に岡村は二進、中田道信の左前タイムリーで2-0とする。

 阪急は3回、一死後石田光彦が中前打で出塁、トップに返り西村正夫の二ゴロでランナーが入れ替わって二死一塁、フランク山田伝が左中間に三塁打を放って1-2と詰め寄る。

 阪急は4回、先頭の山下好一が四球で出塁すると南海ベンチは先発の平野正太郎を下げて宮口美吉をリリーフに送る。黒田健吾が送りバントを決めるが田中幸雄、森弘太郎が連続中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 阪急は8回、一死後西村正夫が三塁に内野安打、西村が二盗を決めて山田が四球を選んで一死一二塁、上田藤夫は捕邪飛に倒れて二死一二塁、ここで山下好一が右越えに二塁打を放ち西村が還って2-2の同点、一走山田も三塁ベースを蹴ってホームを狙うが岡村から国久松一に送球されて国久がバックホーム、間一髪アウトとなってスリーアウトチェンジ。国久のバカ肩が快足山田を制した。

 南海は9回裏、先頭の岡村がこの日3つ目の四球を選んで出塁、山尾年加寿が三前に送りバントを決めて一死二塁、中田は四球で歩いて一死一二塁、宮口は三振に倒れて二死一二塁、ここで九番平井猪三郎が左前に殊勲のサヨナラヒットを放ってゲームセットを告げるサイレンが高々と鳴り響く。南海はこれで三連勝。


 鶴岡一人のホームランは翌日の読売新聞によると「(カウント)1-1後左翼観覧席に入る今シーズン二本目の本塁打」とのことでレフトスタンドに叩き込んだオーバーフェンスであったことは間違いないでしょう。狭い後楽園ですらホームランが出なくなるほど劣化した使用球による甲子園のオーバーフェンスはとても価値が高い。




     *鶴岡一人は甲子園でオーバーフェンスのホームランを放つ。




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