2011年9月16日金曜日

14年 金鯱vsライオン 4回戦

5月7日 (日) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 0 0 1 0 2 金鯱     6勝14敗    0.300 大宮清 中山正嘉
0 0 0 0 1 1 1 1 X 4 ライオン 11勝7敗3分 0.611 近藤久 菊矢吉男


勝利投手 菊矢吉男 8勝3敗
敗戦投手 大宮清    0勝2敗


二塁打 (ラ)中野、菊矢


山本尚敏、決勝犠飛


 ライオンは前節週間MVP(当ブログ独自の選出、今更何ですが当然公式記録ではありません)に輝いた好調鬼頭数雄が欠場。2試合休んでその後も2試合ほどフル出場しませんので恐らく軽い怪我でしょう。と言うことで四番には鬼頭に次いで好調の玉腰年男が入る。

 金鯱は初回、先頭の佐々木常助が四球に歩き岡野八郎の三ゴロをサード中野隆雄が二塁に悪送球して無死一二塁、しかしこの日三番に抜擢された野村高義は二ゴロ併殺に倒れてチャンスを潰す。2回も先頭の古谷倉之助が又も中野のエラーに生きるが瀬井清の遊ゴロは「6-4-3」と渡るゲッツー、3回も先頭の佐々木が二打席連続四球を選んで一死一塁から野村の遊ゴロは二打席連続併殺打となり、3イニング連続ダブルプレーを喫す。4回もショート松岡甲二のエラーと瀬井の右前打で一死一二塁のチャンスを作るが後続無く無得点。本日の敗因は前半の拙攻に尽きると言ってよいでしょう。

 ライオンは初回、坪内道則が左前打、玉腰年男が右前打を放つが無得点。2回は先頭の中野が左翼線に二塁打を放つが後続無く、3回は坪内の左翼線ヒットを西端利郎が送って水谷則一が左前打から二盗を決めて一死二三塁とするが、期待の玉腰は三振、岡本利之も中飛に倒れる。4回は先頭の中野が左前打で出塁するが鬼頭に代わってレフトに入った井筒研一の送りバントがピッチャーへの小フライとなって中野は戻れずダブルプレー。こちらもチャンスが得点に結びつかない。

 金鯱は5回、一死後佐々木が三打席連続四球、ライオンベンチはここでショートを松岡から山本尚敏に交代、岡野が中前打、三番野村が右前にタイムリーを放って二打席連続併殺打の汚名を挽回し、ようやく1点を先制する。

 ライオンは5回裏、一死後坪内が三前に内野安打、西端の中前打で一二塁、水谷の二ゴロの間にそれぞれ進塁して二死二三塁、ここで四番玉腰が中前に同点タイムリーを放って1-1とする。ライオンベンチは同点に追い付いたところで先発の近藤久に代えて6回から菊矢吉男をマウンドに送る。

 ライオンは6回、先頭の中野が左前打で出塁、ライオンはこれで6イニング連続先頭打者がヒットで出塁する。井筒の投前送りバントは正直過ぎて二塁アウトのタイミングであったがピッチャー大宮清が悪送球する間に無死二三塁、山本が左犠飛を打ち上げて2-1と勝ち越す。二走井筒もタッチアップからサードを狙ったがレフトからの返球をカットした大宮がショート瀬井に送球してタッチアウト。

 ライオンは7回、一死後水谷が四球に歩き、二死後岡本がセンター左奥にタイムリー二塁打を放って3-1とする。

 金鯱は8回、先頭の小林茂太が左前打で出塁、古谷の二ゴロをセカンド西端がエラーして無死一二塁、瀬井の一前送りバントにファースト玉腰がダッシュよく飛び出して三塁に送球して小林茂を刺して一死一二塁、高久保豊三に代わる代打磯部健雄は三振、山本次郎に代わる代打荒川正嘉が中前にタイムリーを放って2-3と1点差に迫ってなお二死一三塁、荒川が二盗を決めて大宮四球で二死満塁、しかし佐々木は三振に倒れてスリーアウトチェンジ。

 ライオンは8回、二死後山本が遊失に生きると菊矢が左中間にタイムリー二塁打を放って4-2と突き放し、菊矢が9回を三者凡退に抑えて4A対2で金鯱を降す。

 菊矢吉男は4イニングを2安打1四球4三振と好リリーフを見せて味方の逆転に結び付け、スタルヒンと並ぶ8勝目をあげる


 金鯱が11残塁、ライオンが9残塁と実況していても疲れる試合であったが、ライオンは坪内道則と中野隆雄が3安打、鬼頭数雄に代わり四番を務めた玉腰年男が2安打1打点をあげる。

 途中出場の山本尚敏が決勝犠飛を放ち、エラーで出て4点目のホームを踏む活躍を見せた。山本は昨日のセネタース戦でも0対6と6点ビハインドの状況で途中出場してそこからチームは7点を取っての大逆転、サヨナラの四球を選んだのも山本であり、二試合連続で決勝押出し四球に決勝犠飛と、完全にラッキーボーイとなっている。



0 件のコメント:

コメントを投稿