2011年6月19日日曜日

13年秋 ライオンvs名古屋 5回戦

11月12日 (土) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 1 3 0 0 0 0 5 ライオン 18勝20敗       0.474 菊矢吉男 近藤久
3 0 0 1 0 0 1 4 X 9 名古屋   19勝14敗3分 0.576 松尾幸造


勝利投手 松尾幸造 12勝6敗
敗戦投手 近藤久       4勝6敗


二塁打 (ラ)坪内 (名)倉本
本塁打 (名)松尾 2号

松尾幸造、粘って12勝目


 いよいよ最終週に突入、180試合のうち90%の162試合を消化して残りは18試合。三位阪急を1ゲーム差で追う名古屋はエース松尾幸造で必勝態勢。一方、五位セネタースと1ゲーム差のライオンもBクラストップを狙ってエース菊矢吉男で迎え撃つ。10時30分、沢東洋男主審がプレイボールをコール。

 名古屋は初回、先頭の戒能朶一がストレートの四球、鈴木秀雄もツースリーから四球、桝嘉一のカウントツースリーのところでキャッチャー室井豊が二塁に牽制、二走戒能がタッチアウトとなって一死一塁、しかし桝が四球を選んで一死一二塁、大沢清がワンスリーから四球を選んで一死満塁、続く白木一二もツースリーから押出し四球を選んで1点を先制。ライオン先発の菊矢吉男は立ち上がり5連続四球。名古屋の5人は見逃しストライクが5球、ファウルが3個、空振りストライクはゼロ、ボールが20球と、ここまでは徹底して待球作戦。続く倉本信護はストライクを取りにきたところを狙って初球をセンターに打ち上げタッチアップから桝が還って2-0、村瀬一三もワンボールからの2球目を狙って中前にタイムリーを放ち3点を先制する。

 ライオンは2回、この回先頭の中谷順次が三塁に内野安打、菊矢の遊ゴロをショート村瀬が一塁に悪送球して無死一三塁、中村三郎の遊ゴロで菊谷が二封される間に三走中谷が還って1-3とする。

 ライオンは4回、この回先頭の中村が四球で出塁、山本尚敏は二打席連続三振に倒れ、酒沢政夫の一ゴロで中村が二封されて二死一塁、トップに返り坪内道則が左中間にタイムリー二塁打を放って2-3と詰め寄る。ライオンは4回裏の守備から二打席連続三振の山本に代えてセカンドに中野隆雄を起用する。高田勝生監督は意外と厳しい。

 菊矢吉男は2回に気合を入れ直して3三振を奪うと4回二死まで無安打ピッチング。名古屋は4回、二死後松尾幸造が右翼スタンドに第2号ホームランを放って4-2と突き放す。

 ライオンは5回、一死後中谷が三塁に内野安打、菊谷左前打、中村四球で一死満塁、ここでこの日初打席となる中野がワンツーからの4球目を右前に2点タイムリー、4-4の同点としてライトからの返球が逸れる間に一走中村は三塁に進み酒沢の遊ゴロを又も村瀬がエラーする間に中村が還って5-4と逆転に成功する。

 名古屋は7回、この回先頭の鈴木がツースリーから四球で出塁、続く桝がファウル2球後の3球目を右前打、大沢がツースリーからの6球目を中前にタイムリーして5-5の同点に追い付く。

 名古屋は8回、この回先頭の三浦敏一がワンスリーから四球を選んで出塁、ライオンはここで菊谷をあきらめ好調近藤久をリリーフに送る。しかし続く松尾も四球、戒能がノースリーからストライクを2つ見逃しファウルで2つ粘った8球目を左前打、無死満塁から鈴木の二ゴロで三走三浦は本封、桝が中犠飛を打ち上げて6-5と勝ち越し、鈴木が二盗を決めて二死二三塁、大沢が右前に2点タイムリーを放って8-5、白木の右前打で大沢が三塁に走り二死一三塁、ここで國學院大學コンビがダブルスチールを決めて9-5とする。

 松尾幸造は6回以降中村にヒット1本を許したのみ、8回、9回を三者凡退で切り抜け大事な試合をものにする。137球の粘投であった。松尾は7安打5四球5三振の完投で今季12勝目、打っても第2号本塁打を放つ活躍であった。











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