2011年4月9日土曜日

13年秋 阪急vsタイガース 2回戦

9月25日 (日) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計
0 0 3 0 0 1 0 0 0  1   5 阪急          8勝4敗2分 0.667 宮武三郎
0 0 2 0 0 0 2 0 0  0   4 タイガース 9勝6敗       0.600 御園生崇男


勝利投手 宮武三郎     3勝0敗
敗戦投手 御園生崇男 4勝2敗


本塁打 (阪)山下実 1号


阪急、延長戦を制して二位浮上


 阪急は3回、二死からフランク山田伝が左前打で出塁、黒田健吾の右前打で二死一三塁、ここで「山下実はワンボール後真ん中に来る直球を右翼観覧席深く本塁打して三点を叩き出し、一軍の総帥たる貫録を発揮した」(by 読売新聞)。ということで3-0とする。

 タイガースは3回裏、この回先頭の御園生崇男が四球で出塁、岡田宗芳も四球を選んで無死一二塁、トップに返り藤井勇が送って一死二三塁、伊賀上良平四球、山口政信の投ゴロで三走御園生は本封されて二死満塁、景浦将の打球はピッチャーを強襲して二者が還り2-3とする。

 阪急は6回、この回先頭の山下実が右前打で出塁、ジミー堀尾文人の投前送りバントを御園生が一塁に悪送球する間に山下実は長駆ホームを駆け抜け4-2とする。

 タイガースは7回、この回先頭の御園生四球、岡田も四球を選び無死一二塁と3回と同じパターンでチャンスを作る。トップに返り藤井の送りバントが内野安打となって無死満塁、伊賀上の中犠飛で3-4として岡田と藤井もそれぞれ進塁して一死二三塁、山口は三振に倒れて二死二三塁、景浦の三ゴロの間に岡田が還って4-4の同点、二走藤井は二三塁間に挟まれてタッチアウト。スコアブックの記載からはこうなるが読売新聞にはサード黒田の「頭脳的失策」と書かれており、黒田がバックホームせずに二塁ランナーを追いかけてしまったことを言っているのであろう。公式記録では景浦には打点が記録されて黒田には失策は記録されていない。

 8回、9回と両軍無得点で試合は延長戦に突入。

 阪急は10回表、この回先頭の宇野錦次が左前打で出塁、トップに返り上田藤夫が投前に送りバントを決めて一死二塁、山田は三ゴロに倒れて二死二塁、黒田のピッチャー強襲ヒット(読売の記載は「渋い適時安打」)で宇野が還って5-4と1点リードする。

 タイガースは10回裏、先頭の景浦が左翼線にヒット、藤村富美男が送って一死二塁、ところがカイザー田中義雄の遊ゴロに景浦は飛び出してしまいショート上田からサード黒田に送球されてタッチアウト、続く本堂保次が左前打を放つが田中が二塁をオーバーランして7-6-4と送られてタッチアウト、タイガースに二つの走塁ミスが続いて試合終了。阪急はタイガースを0.5ゲーム逆転して二位に浮上する。

 宮武三郎は10回を投げ抜き5安打8四球1死球4三振の完投で3勝目をあげる。御園生崇男も10回を投げ抜き8安打1死球3三振の力投を見せるが2敗目を喫す。

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