2011年3月31日木曜日

13年秋 イーグルスvsタイガース 1回戦

9月17日 (土) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 1 2 0 0 0 0 1  0   0   1   5 イーグルス 2勝4敗2分 0.333 中河美芳
0 3 1 0 0 0 0 0 0  0   0   0   4 タイガース  6勝4敗       0.600 景浦将 西村幸生


勝利投手 中河美芳 1勝0敗
敗戦投手 西村幸生 1勝1敗


二塁打 (タ)御園生、門前2


中河美芳、12回を完投


本日の第四試合は16時ちょうど試合開始。イーグルスは中河美芳の先発、ファーストには漆原進が入り四番にサード亀田忠、中河は五番。調子の出ないタイガースは景浦将が先発。

 タイガースは2回、二死から松木謙治郎が左前打で出塁、景浦先発のため七番レフトに入る御園生崇男が右翼線に二塁打を放ち二死二三塁、門前真佐人が左翼線に二塁打を放って2点を先制、更に岡田宗芳が中前タイムリーで続き3-0とする。

 イーグルスは3回、杉田屋守、山田潔が連続四球を選んで無死一二塁、漆原の投前送りバントを景浦が間に合わない三塁に悪送球して杉田屋が還り1-3、景浦に野選とエラー、漆原には犠打が記録される。

 タイガースは3回、この回先頭の藤村富美男が左前打で出塁、山口政信の遊ゴロでランナーが入れ替わり山口は二盗、景浦将の遊ゴロで山口は三塁に走る。ショート山田が三塁に送球するがこれをサード亀田がエラー、本堂保次四球で一死満塁、松木の一ゴロをファースト漆原がバックホームするがセーフ、野選となって4-1。続く御園生の投ゴロは1-2-3のゲッツーとなってチェンジ。ここで追加点を取れなかったことが結果的に敗因となるが、そうさせないところが中河のピッチングでもある。

 イーグルスは4回、一死後ゲッツーで気を良くした中河が中前に痛打、野村実の中飛をセンター山口がエラー、杉田屋四球で一死満塁、山田の二ゴロ併殺崩れの間に中河が還り2-4、漆原四球で二死満塁、トップに返り寺内一隆が押出し四球を選んで3-4と1点差に迫る。

 タイガースは5回から景浦をライトに下げてライトの藤井がレフトに回りレフト御園生に代わり西村幸生がマウンドに上る。ここからは両チームともランナーを出しながら得点無し、一進一退の試合が続き9回に突入。

 イーグルスは9回、先頭の寺内が四球で出塁、中根之の一塁線送りバントが内野安打となって無死一二塁、バッキー・ハリスの右前打で無死満塁、亀田の二ゴロはセカンド藤村からキャッチャー門前に渡ってフォースアウト、なお一死満塁で中河が中犠飛を打ち上げて遂に4-4の同点、一走亀田が中途半端な走塁を見せて8-6-4と渡ってタッチアウト。

 タイガースは9回裏、この回先頭の門前が中越えに二塁打、代走に釣常雄が送られ岡田が送って一死三塁、トップに返り藤井は三邪飛に倒れて二死三塁、藤村、山口四球で二死満塁、8回に景浦の代走に出てそのままライトに入った塚本博睦に代わる代打カイザー田中義雄が遊ゴロに倒れて延長戦に突入。

 イーグルスは10回表、一死一二塁のチャンスを掴むが得点はならず。タイガースは10回裏、本堂三振、松木右前打、西村三振、玉井栄三振。11回は両チームとも一人走者を出すが無得点。

 イーグルスは12回、この回先頭の野村が左前打で出塁、杉田屋が送って一死二塁、山田の一ゴロで二死三塁、漆原の打球は二遊間を抜けて中前に達し5-4とする。タイガースの12回裏は田中三振、本堂遊ゴロ、最後は松木が三振。

 中河美芳は12回を投げて11安打5四球7三振の完投で今季1勝目をあげる。7三振の内訳は、6回に2個、9回まではこの2個のみ、10回に3個、12回に2個、中河のピッチングに関しては45度に落ちるスローカーブが特徴と伝えられているが、三振を取るべきところでは取れるだけの力も持っている。

 これまでのタイガースであればこの展開の試合を落とすことはなかった。タイガース王朝崩壊を印象付ける試合であった。

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