2011年2月17日木曜日

13年春 阪急vsジャイアンツ 5回戦

7月13日 (水) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12  計
0 0 0 0 0 0 0 1 0  0   0   2   3  阪急             19勝12敗 0.613 石田光彦
0 0 0 1 0 0 0 0 0  0   0   0   1  ジャイアンツ 22勝10敗 0.688 スタルヒン 前川八郎


勝利投手 石田光彦 5勝4敗
敗戦投手 前川八郎 5勝3敗


二塁打 (ジ)白石
本塁打 (阪)黒田 4号


タイガース、優勝決定


 ジャイアンツは4回、一死後白石敏男が中前打で出塁して二盗に成功、吉原正喜四球、永澤富士雄四球で一死満塁、スタルヒンが中犠飛を打ち上げて白石がホームイン、この際二走吉原はタッチアップから三塁に向かう。センタージミー堀尾文人からのバクホームをカットしたピッチャー石田光彦はホームをあきらめサード黒田健吾に送球、吉原は二三塁間に挟まれて黒田からの送球を受けたショートキヨ野上清光がタッチしてアウト。これから見ると吉原が三走白石の本塁生還をアシストする目的で自らを囮とするためにスタートを切った頭脳的プレーにも見えるし、吉原らしい猪突猛進にも見え、真相は永遠の謎である。

 スタルヒンは7回まで阪急打線を5安打1四球無得点に抑えてきたが阪急は8回、この回先頭の石田光彦が四球で出塁、西村が送って一死二塁とするとジャイアンツはスタルヒンから前川八郎にスイッチ。フランク山田伝は三振に倒れるが黒田が右前にタイムリーを放って1-1の同点に追い付く。石田光彦は7~9回を三者凡退に抑えて試合は延長戦に突入する。

 阪急は10回表三者凡退。ジャイアンツは10回裏、一死後前川が一失に生き、二死後呉波に代わる代打川上哲治が四球を選び兵役から戻ってきた山本栄一郎が代走で登場するが千葉茂は二ゴロに倒れる。

 阪急は11回表、二死から宮武三郎、野上、宇野錦次が三連続四球、しかし上田藤夫が投ゴロに倒れて無得点。ジャイアンツは11回裏、二死後白石が中前打を放つが吉原は遊ゴロに倒れる。
 阪急は12回表、この回先頭の石田が四球で出塁、続く西村正夫の記録は投飛、恐らくバントの名手西村の送りバント失敗であろう。山田も中飛の倒れて二死一塁、ここで黒田が起死回生のツーランホームランを左翼スタンドに叩き込んで3-1とする。

 石田光彦は12回裏、先頭の代打青柴憲一に四球を与えるが三原脩を5-4-3のダブルプレーに打ち取り12回を投げ抜き5安打8四球1三振の完投で5勝目をあげる。黒田健吾がタイムリーとツーランで全打点をあげる。2得点に結びつけた石田が選んだ2四球が勝負を決めた。スタルヒンは肝腎なところで抑えきれず、本格化までは未だ道半ばである。

 マジックを1としていたタイガースはマジック対象のジャイアンツが敗れたため優勝が決定。

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