2010年12月29日水曜日

13年春 セネタースvsイーグルス 3回戦

5月22日 (日) 西京極


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 セネタース  3勝7敗 0.300 浅岡三郎
2 0 0 0 1 1 0 0 X 4 イーグルス 4勝7敗 0.364 亀田忠


勝利投手 亀田忠     2勝2敗
敗戦投手 浅岡三郎 2勝4敗


二塁打 (イ)亀田


三振か四球か


 イーグルスは初回、先頭の寺内一隆の三ゴロをサード横沢七郎がエラー、中根之が右前に運ぶとライト家村相太郎がエラーして寺内が還り1点を先制、一死後四番亀田忠が左中間を破り2-0とする。

 イーグルスは5回、一死後山田潔が中前打で出塁、トップに返り寺内も中前打、中根の右飛で山田が三塁に進塁し、バッキー・ハリスの左前タイムリーで3-0とする。更に6回、一死後杉田屋守、野村実が連続右前打して一死一三塁、漆原進四球で一死満塁、山田に代わる代打太田健一が中犠飛を打ち上げて4-0とリードを広げる。

 亀田忠は初回、先頭の苅田久徳を三振に仕留めるとエンジン全開、続く北浦三男に四球を与えるが尾茂田叶を三振。2回は先頭の家村から三振を奪うと、浅岡三郎、青木幸造、横沢七郎に三連続四球を与えるが磯野政次三振、苅田は一邪飛。3回は尾茂田、綿貫惣司の三四番を三振、家村、浅岡に四球、青木は右飛に打ち取る。4回、5回はおとなしく1三振ずつ、ここまで無安打6四球8三振。

 6回は先頭の浅岡を四球で歩かせるが代打遠藤忠二郎を投ゴロに打ち取り1-4-3のゲッツー、しかし横沢にこの日初ヒットとなる中前打を許し続く磯野にも四球、しかし苅田は三振に仕留める。7回は北浦、尾茂田を連続三振に仕留めて三者凡退。8回は浅岡三郎を四球で歩かせ磯野にこの日2本目となる内野安打を許すが1三振を奪い切り抜ける。9回は北浦、尾茂田を連続捕邪飛に打ち取り最後は綿貫を遊ゴロに仕留めて毎回三振は逃すものの結局、2安打9四球12三振で来日初完封を記録する。

 亀田忠を紹介する文献、記事、各種サイトには必ずそのピッチングスタイルについて「三振か四球か」と紹介されている。本日の試合こそが亀田の「三振か四球か」伝説の起源となったのである。

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