2010年12月28日火曜日

13年春 阪急vsライオン 2回戦

5月22日 (日) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 阪急   6勝4敗 0.600 浅野勝三郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ライオン 4勝7敗 0.364 菊矢吉男


浅野勝三郎 2勝0敗
菊矢吉男   4勝5敗


浅野勝三郎、2安打無四球完封


 両チーム2安打ずつという歴史的投手戦となった。明暗を分けたのはコントロールであった。

 阪急は5回、この回先頭の七番宇野錦次が四球、続く島本義文も四球、浅野勝三郎が送りバントを決めて、トップに返り西村正夫も四球を選んで一死満塁、上田藤夫の当りは三塁への内野安打となって1点を先制、黒田健吾が押出し四球を選んで2-0とする。

 ライオンは初回、先頭の坪内の遊ゴロをショート上田が一塁に悪送球、しかし二番大友一明の投ゴロは1-6-3と渡りゲッツー。続く鬼頭数雄が死球を受けるが水谷則一は二ゴロに倒れる。2~4回は三者凡退。ライオンは5回、この回先頭の室井豊がショートへの内野安打で出塁、菊矢吉男の三ゴロをサード黒田がエラー、中野隆雄が送りバントを決めて一死二三塁と一打同点のチャンスを掴むが柳澤騰市が浅い中飛、藤浪光雄も右飛に倒れて無得点に終わる。

 菊矢吉男は上田の内野安打と西村正夫の中前打(これも飛球によるヒットと記録されているのでポテンの可能性もある。)の2安打に抑えて9回を投げきるが与四球が8を数えた。奪三振は3個。5回に4つの四球を集めたことが致命傷となった。

 浅野勝三郎は6回以降、8回の藤浪の左前打以外は走者を許さず、結局2安打無四球1死球3三振で完封勝利を飾る。今節は5人の投手が完封勝利を飾っており、この中からピッチング内容が吟味された上で週間MVPが選出されると予想されているが、浅野は最有力候補である。

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