2010年9月26日日曜日

12年秋 金鯱vs阪急 4回戦

10月7日 (木) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 金鯱   10勝12敗       0.455  松元三彦
0 0 0 0 0 0 0 2 X 2 阪急  10勝10敗2分  0.500  丸尾千年次 重松通雄


勝利投手 丸尾千年次  1勝0敗
敗戦投手 松元三彦      0勝2敗
セーブ   重松通雄 1


二塁打 (金)小林茂
本塁打 (金)松元 1号


松元三彦、快挙寸前で敗戦投手


 金鯱は前日不甲斐ないピッチングで引っ込められた松元三彦が先発。松元は前日とは打って変わった投球で意地を見せる。

 阪急は初回、先頭のフランク山田伝が中前打で出塁、黒田健吾の三ゴロでランナーが入れ替わり、黒田が二盗を試みるも、金鯱先発マスクの控えキャッチャー村田信一が見事なスローイングを見せてタッチアウト。2回も先頭のジミー堀尾文人が中前打で出塁し、パスボールで二塁に進むも後続なし。3回も丸尾千年次の右前打、山田四球、黒田内野安打で一死満塁と先制のチャンスを作るが現在首位打者の山下好一は投ゴロ併殺打に倒れて得点できず。4回以降松元三彦は阪急打線を無安打に抑える。

 一方金鯱も初回、先頭の島秀之助が四球から二盗を決めるが矢野槇雄の遊ゴロに飛び出しアウト、更に小林利蔵の左前打と黒澤俊夫の四球で二死満塁とするが三走矢野が三本間に挟まれタッチアウト。2回も先頭の小林茂太が左中間に二塁打、安永正四郎が送って村田の3ゴロで小林茂がホームを衝くがタッチアウト。3回以降丸尾千年次が好投を見せて0-0のまま運命の8回を迎える。

 金鯱は8回、先頭バッターは好投を続ける松元三彦、松元は左翼スタンドにホームランを叩き込み遂に1点を先制する。更に一死後江口行男が左前打にヒットを放ちこれをレフト山下好一が後逸する間に三塁に進み、矢野の右飛で江口はホームを衝くがライト山田伝からの送球に本塁タッチアウト。

  阪急は8回裏、先頭の山田伝が四球で出塁、黒田が送って一死二塁、ワイルドピッチで一死三塁、山下好一四球で一死一三塁、堀尾の三ゴロはサード安永がバックホームするが三走山田伝はホームイン、1-1の同点に追い付き山下好一は一挙三塁に進む。ここでキヨ野上清光がスクイズを決めてノーヒットで2-1と逆転。

 金鯱は9回、一死後黒澤俊夫が四球で出塁、阪急は丸尾から重松通雄にスイッチ、小林茂は右飛に倒れ二死一塁、黒澤が決死の二盗を試みるもキャッチャー島本義文が刺してゲームセット。
 松元三彦は7回まで無失点、8回自らのホームランで1-0とし、完封&決勝ホームランという澤村もスタルヒンもやったことの無い快挙寸前までいったが残念。しかし前日の無念を晴らすあっぱれな投球であった。

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