2010年9月28日火曜日

12年秋 セネタースvsライオン 4回戦 

10月7日 (木) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4 0 0 3 2 0 0 1 0 10 セネタース  10勝11敗1分  0.476  浅岡三郎 野口明
1 2 0 2 0 0 1 0 2 8   ライオン        5勝17敗        0.227  大友一明 菊矢吉男


勝利投手 野口明   7勝6敗
敗戦投手 大友一明 1勝5敗


二塁打 (セ)苅田、伊藤、浅岡、北浦、家村 (ラ)煤孫、浅原2、鬼頭


中村信一、3盗塁


 セネタースは初回、先頭の中村信一が四球から二盗と相変わらずの核弾頭ぶり、続く苅田久徳が左中間に二塁打を放ち1点を先制。一死後大貫賢の右前タイムリーで2点目、ボークと家村相太郎の左前打で一死一三塁、伊藤次郎の左翼への二塁打で3点目、浅岡三郎の左前への当りもレフト煤孫伝がもたつく間に二塁打となりこの回一挙4点を先制する。煤孫は春季のデビュー時ファーストでタイムリーエラーを連発し、外野に回ったが守備は今一、翌日の読売新聞には「煤孫を左翼に起用した外野圏の飛球に対する処理悪く忽ち二塁打三本」と記されている。

 ライオンは1回裏、坪内道則右前打、水谷則一中前打から煤孫が汚名返上の中前タイムリーを放ち1-4とする。煤孫は第二打席でも左中間二塁打を放っており打力は良いものを持っているが守備に難がありDHの無い時代には使い方が難しい。ライオンは2回、柳澤騰市、日野弘美が連続右前打、大友一明四球で無死満塁、鬼頭数雄が右前にタイムリーを放ち2-4、セネタースは先発浅岡から野口明にスイッチ、坪内が右犠飛を打ち上げて3-4と1点差に迫る。

 セネタースは4回、北浦三男四球、中村信死球、苅田が左前にタイムリーを放ち5-3、更に重盗を決めて無死二三塁、大貫の中前タイムリーで6-3、家村四球で満塁とし、伊藤の押出し死球で7-3とする。

 ライオンは4回裏、日野、大友、鬼頭、坪内の4連打で2点を返すがセネタースは5回、横沢七郎が左前打で出塁しワイルドピッチで二進、北浦の遊ゴロで三進し、中村信四球から盗塁で一死二三塁、苅田が左前に2点タイムリーを放ち9-5と突き放す。

 7回にライオンが浅原直人の二塁打と中野隆雄のタイムリーで1点返すとセネタースは8回、二四球と家村の二塁打で1点を追加、ライオンは9回、中野のタイムリーと桜井七之助の左犠飛で2点を返すがここまで、セネタースが10対8で打ち合いを制す。

 セネタースの勝因は中村信一、苅田久徳の不動の一二番コンビにあり、中村信は1安打3四死球に三盗塁で2得点、苅田は3安打4打点の活躍であった。

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