１２年秋 阪急vsタイガース ２回戦

9月24日 （金） 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4 0 1 0 0 0 0 0 0 5   阪急            ６勝７敗１分  0.462  重松通雄 笠松実 石田光彦
0 8 0 0 0 1 0 0 X 9  タイガース  １２勝２敗        0.857  御園生崇男 景浦将


勝利投手　御園生崇男　２勝０敗
敗戦投手　笠松実　　　   ３勝３敗
セーブ　　  景浦将　１


二塁打　（阪）堀尾２、山下好　（タ）伊賀上、松木、本堂


タイガース、2回に爆発


　阪急は初回、先頭の西村正夫が二失に生き二盗に成功、黒田健吾の遊ゴロで西村が三塁に走りショート岡田宗芳はサードに送球するがこれが野選となり無死一三塁、宮武三郎が左翼線に先制タイムリー、山下好一の右前打で無死満塁、ジミー堀尾文人が中越えに二塁打を放って3-0、宇野錦次の遊ゴロも野選となり4-0とリードする。

　タイガースは2回、先頭のカイザー田中義雄が右前打、藤井勇四球、伊賀上良平右前打で無死満塁、御園生崇男が押出し四球を選んで1-4、藤村富美男の遊ゴロで御園生が二封される間に藤井が還って2-4、岡田宗芳の左前タイムリーで3-4、更にレフト山下好一のエラーで一死二三塁、松木謙治郎が右前に逆転タイムリーを放って5-4、本堂保次四球で一死一二塁、松木の三盗がキャッチャー悪送球を誘って6-4、藤井がピッチャーを強襲して7-4、伊賀上がこの回二本目のヒットを放ち8-4と大逆転に成功する。

　ここでこの試合は終了したも同然、阪急は3回に山下好一、堀尾の連続タイムリーで1点を返すがタイガースは5回からリリーフの景浦将が好投、6回に松木、本堂の連続二塁打で1点を追加し、9A対5で快勝する。

　タイガースは三、四番以外が全員打点を記録、どこからでも得点できる特徴を遺憾なく発揮する。一方阪急はジミー堀尾文人が二本の二塁打で3打点をあげるが西村、黒田、上田が無安打では得点が伸びない。