2010年7月16日金曜日

12年春 セネタースvs金鯱 5回戦

6月25日 (金) 甲子園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
1 1 0 0 0 0 2 0 1  0   0   0  5 セネタース  25勝19敗   0.568 野口明
1 0 0 2 0 1 0 1 0  0   0  1X 6 金鯱      17勝25敗1分  0.405 鈴木鶴雄-古谷倉之助


勝利投手 鈴木鶴雄 3勝6敗
敗戦投手 野口明  16勝5敗


二塁打 (セ)中村信、綿貫 (金)瀬井、小林利
三塁打 (セ)中村信 (金)黒澤、相原
本塁打 (セ)北浦 1号


岡田源三郎監督自ら出陣


 セネタースは初回、トップの中村信一が左翼線二塁打、北浦三男の遊ゴロをショート瀬井が一塁悪送球、三塁に進んだ中村信が尾茂田叶の二ゴロの間に生還して1点を先制。金鯱は1回裏、島秀之助遊失、安永正四郎左前打でチャンスを作り、四番瀬井が汚名挽回の左中間同点二塁打を放ち1-1とする。

 セネタースは2回、二死満塁から中村信の投ゴロをピッチャー鈴木鶴雄がホームに悪送球して2-1。金鯱は4回、五番ファーストに入る古谷倉之助が三失に生き、黒澤俊夫四球、相原輝夫中前タイムリー、鈴木も内野安打で3-2と逆転。金鯱は6回、黒澤が左中間を破る三塁打、小林茂太の二ゴロで黒澤がホームに突っ込み、セカンド苅田久徳は黒澤の脚を意識しすぎて焦ったか本塁悪送球、金鯱が4-2とリードを広げる。

 セネタースは7回、この回先頭の北浦三男が右越えに第1号ホームラン、苅田左前打、綿貫惣司四球から野口明が右前に同点タイムリーを放ち4-4。金鯱は8回、古谷四球、黒澤左前打、相原右前打の満塁で鈴木に代わる代打濃人渉が押出し四球を選び5-4と1点勝ち越す。9回表セネタースの攻撃、金鯱は古谷倉之助をファーストからマウンドに送るが明らかに準備不足、北浦四球、苅田が送り綿貫に代わる代打今岡謙次郎四球、野口明四球で二死満塁、伊藤次郎が押出しの四球を選び5-5の同点となる。9回裏、金鯱は二死満塁と詰め寄るが小林茂太が二飛に倒れて延長戦に突入。

 10回は両軍三者凡退、11回裏金鯱は一死後小林利蔵左越え二塁打、二死後古谷左前打、黒澤死球で二死満塁、しかし小林茂太は遊ゴロに倒れる。小林茂は二打席連続二死満塁で凡退。金鯱は12回裏、この回先頭の相原が右中間に三塁打を放つと、監督兼選手の42歳岡田源三郎御大が自ら代走として出陣、佐々木常助四球後、岡田監督の執念が乗り移ったか松元三彦が殊勲の中前打を放ち岡田御大がサヨナラのホームを踏む。このとき4時23分、点が入らなければ試合は続行していたはずであり、その時は岡田源三郎監督自らマスクを被る腹づもりだったのではないか。

*2010年7月17日追記:第一試合の場合は延長12回までという規程があったと考えられますので「岡田監督がマスクを被る腹づもり説」は誤りで、最終回なので士気を高めるために出場したと考えるべきだと思います。5月16日上井草のジャイアンツvs金鯱4回戦は第一試合で延長12回引分け、6月10日甲子園の阪急vs大東京6回戦は第二試合で延長16回まで行われ日没引分けとなっております。

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