2010年7月20日火曜日

12年春 第14節 週間MVP

 最終第四期に突入した今節は、ジャイアンツvsタイガースの激闘以外にも好勝負が目白押しとなった。ジャイアンツと金鯱が4勝1敗、金鯱はセネタースに三連勝。阪急が3勝1敗、タイガース、大東京、名古屋、セネタースが2勝3敗で並び、イーグルスは4戦全敗であった。


週間MVP

 ジャイアンツ 澤村栄治 6

 6月25日の試合前の練習で右眼に打球を受け、タイガース戦の登板は不可能とまで言われた澤村は、宿舎としている日本橋布袋家で生馬肉と氷で熱を冷ます看病を徹夜で受けて26、27日のタイガース戦に連投、初戦の初回に3点を失った以降、9回まで零封、第二戦は延長12回を3安打完封。ジャイアンツが逆転優勝に向けて大きく前進する。

 ジャイアンツ 三原脩 1

 タイガース8回戦延長12回、試合を決する二塁打を放つ。



 激戦が続いた今節の三賞は受賞候補者が続出、選考委員会は口角泡を飛ばしての議論噴出、灰皿が飛ぶ激論の末大量八人が受賞する事態となった。


殊勲賞

 名古屋 遠藤忠二郎 1
 
 タイガース打線を2安打に抑える完投勝利。


 大東京 桜井七之助 1
 
 公式記録では勝利投手は記録されなかったが、今季最高のピッチングでジャイアンツを破る。


 大東京 浅原直人 2
 
 ジャイアンツを破った試合では初回に先制スリーランホームラン。大東京7回戦では牽制に釣り出されながら挟殺プレーで時間を稼ぎ決勝点をアシストする。

 金鯱 小林利蔵 1

 奇跡の逆転サヨナラにつなげる満塁走者一掃の同点二塁打を放つ。


敢闘賞

 阪急 北井正雄1
 
 今節17打数8安打、打率4割7分8厘。打者に専念して以降快打連発。

 金鯱 岡田源三郎 1

 セネタース5回戦、延長12回裏、自ら代走として出場してサヨナラのホームを踏む。チームはここから三連勝。


技能賞

 金鯱 松元三彦 1

 セネタース5回戦では岡田源三郎監督を迎え入れるサヨナラタイムリー、セネタース7回戦では奇跡の逆転勝利を呼び込む好リリーフ。時にはマスクも被る。

 名古屋 木下博喜 1

 大東京8回戦で6回を無安打無得点に抑える。












 







 

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