2010年5月17日月曜日

12年春 名古屋vs阪急 3回戦

5月5日(水)西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 3 0 0 0 0 0 0 0  3  名古屋 6勝10敗 0.375 笠松実
4 3 1 0 1 0 9 0 X 18 阪急  10勝6敗  0.625 森井茂 田中実

勝利投手 笠松実 4勝2敗
敗戦投手 森井茂 3勝5敗


二塁打 (名)大沢 (阪)倉本、笠松、山下好
三塁打 (阪)林


阪急フランチャイズ初戦に快勝


 阪急は新フランチャイズとなる西宮球場での初戦とあって、是が非でも勝たなくてはならないゲーム。
 
 阪急は初回、トップの西村正夫が二失に生きると、二番黒田健吾が三前内野安打で続く。三番上田藤夫が送り一死二三塁、四番山下好一が左前にタイムリーを放ち二者を迎え入れる。五番宇野錦次が四球を選び一死一二塁、六番山田伝は一飛に倒れるが七番倉本信護がセンターオーバーを放ち二者が還り4-0、倉本は三塁に向かうが中継のショート芳賀直一からの送球にタッチアウト。打線を大幅に入れ替えて臨んだ必勝ゲームの主導権を握る。

 しかし名古屋は2回、大沢清四球、白木一二中前打の無死一二塁から前田喜代志が中前にタイムリーを放ち4-1、森井茂の投前送りバントを笠松実が間に合わない三塁に投げて野選となり無死満塁、三浦敏一押出し四球を選び4-2、芳賀直一の左犠飛で4-3と1点差に詰め寄る。負けられない阪急はその裏、笠松が左超え二塁打、西村三前バントヒットから黒田右前タイムリー、上田も右前にタイムリー、山下好一左犠飛とたたみかけて7-3と突き放す。
 三回以降立ち直った笠松が名古屋打線を無得点に抑えると、阪急は3回、八番に起用された林信一郎のタイムリー三塁打で1点、5回にも西村の二ゴロで一点を加え9-3。

 阪急は7回、宇野中前打、ヘソ伝一二塁間安打、倉本、林、笠松が連続四球、代わった田中実から西村も四球、黒田三失、上田遊失、山下好一右翼線タイムリー二塁打で依然ノーアウトで7点を加えて無死二三塁。宇野の右犠飛で三走上田が還り、三進した山下好一もワイルドピッチで生還して五番から四番まで9人連続得点を記録する。


 阪急は記念すべき新フランチャイズ球場での初戦を18A対3で快勝して2,042人の観衆に応える。

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