2010年5月11日火曜日

12年春 名古屋vs大東京 3回戦

5月1日(土)洲崎


1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
1 0 1 2 0 0 0 1 0   5  名古屋 5勝9敗   0.357 木下博喜-森井茂
0 0 1 4 1 4 0 1 X 11 大東京 6勝7敗1分 0.462 近藤久-大友一明
勝利投手 大友一明 2勝2敗
敗戦投手 森井茂  3勝4敗


二塁打 (名)前田 (大)藤浪、鬼頭
本塁打 (大)中村三郎 2


名古屋自滅、大東京快勝

 名古屋は初回、トップの志手清彦四球、芳賀直一の右前打で志手三塁に走り無死一二塁、このチャンスに三番岩田次男が右前にタイムリーを放ち1点先取してなお無死一二塁、ここで四番小島茂男が三前に送りバント、しかし前の試合から五番に上がった大沢清は浅い右飛で三走芳賀は還れず、白木一二も投ゴロに倒れ一点止まりに終わる。チャンスに強い大沢清を五番に起用しているので四番小島に送らせたのであろうが、すでに1点を先制しているだけにいかにも消極的、ここはたたみかけるべきであった。
 名古屋は3回、一死後芳賀が四球で歩き岩田の投ゴロをピッチャー近藤久が失して一死一二塁、小島の当たりはサード後方へのフライとなりショート筒井隆雄とサード漆原進が追うがポトリと落ちて二走芳賀が判断よくホームに還り2-0。しかし岩田がセカンドをオーバーランし、ボールを拾った筒井からトスを受けた漆原がセカンド中村三郎に送球して岩田タッチアウト、名古屋はリードを広げるが攻撃ぶりはちぐはぐ。1、2回を三者凡退に退けてきた名古屋先発の木下博喜は2点のリードを貰った3回裏、七番漆原、八番筒井に連続四球とこちらも情けないピッチング、九番近藤久が送り鬼頭数雄の二ゴロで1点返して2-1。それでも名古屋は4回、前田喜代士の左中間二塁打をピッチャー木下の中前打で還し、三失で木下三進から志手がタイムリー内野安打を放ち4-1とリードを広げる。

 大東京は4回打線が一挙爆発、先頭の水谷則一が四球後盗塁、一死後浅原直人四球で一死一二塁から重盗を決める。直後ワイルドピッチでまず1点、藤浪光雄タイムリー二塁打、漆原右翼線タイムリーが続き筒井中前打、近藤四球で一死満塁として木下をKO、代わった森井茂から鬼頭の二ゴロで1点を追加してこの回4点、5-4と逆転に成功する。5回には中村三郎が左越えに第2号ホームランで6-4。6回も中村三郎の2点タイムリーなどで4点を追加して試合を決める。5回から近藤をリリーフした大友一明が名古屋の反撃を1点に抑えて11-5で快勝。当たりだすと止まらない大東京らしい勝利。

 勝負強さを買って五番に上げた大沢清が5タコ(右飛、二ゴロ、二ゴロ、中飛、右飛で今季打球は20打席中19本がセンターから右方向に飛んでいる。)に終わったこともあるが、前半主導権を握っていた名古屋は、たたみかけるべきところでの消極策や走塁ミス、リードを広げたところでの下位打線への四球連発など、自ら勝ちを放棄するかのような試合運び、猛省を促したい。
 なお、大東京の勝越し点となる5点目の走者は木下博喜が出しているので現行ルールでは木下が敗戦投手となるが公式記録では森井茂が敗戦投手となっている。一方近藤久は4回で降板しているので大友一明の勝利投手は現行ルールでも適用される。

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