2010年3月31日水曜日

12年春 名古屋vsイーグルス 1回戦

4月1日(木)上井草

1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 1 0 0 2 1 3 6 0 13  名古屋   1勝2敗 0.333 森井茂-田中実  
0 0 3 3 1 0 0 3 0 10  イーグルス 0勝3敗 0.000 畑福俊英-石井秋雄

勝利投手 田中実  1勝1敗
敗戦投手 石井秋雄 0勝1敗

二塁打 (名)前田 (イ)筒井

田中実、流れを引き寄せる好リリーフ 
 名古屋は2回、前田喜代士右中間二塁打、森井茂左前に落とし1点を先制。1 、2回三者凡退のイーグルスは3回、先頭は七番ピッチャー畑福俊英。開幕カードでは六番に起用されながら4打数無安打2三振に終わったことに発奮したか、相手ピッチャー森井の先制タイムリーに刺激されたか、はたまた昨晩の日本酒が効いたかは定かではないが右前にクリーンヒット。山本博愛四球後、筒井良武三ゴロで二、三塁とし、トップ野村実の中前2点タイムリーで逆転。中根之、杉田屋守連続死球からサム高橋吉雄三ゴロの間に1点追加し3-1とリード。4回にも寺内一隆右前、太田健一中前打を畑福が三塁前にバントで送り一死二三塁、山本の三ゴロをサード岩田バックホームするが間に合わず野選となり4-1、筒井の三塁線を破る2点タイムリー二塁打で森井をKOするなど3点を追加し6-1とリードを広げる。しかしここでリリーフに立った田中実が野村三振、中根右飛と後続を断ち試合の流れを変えることとなる。
 名古屋は5回、三浦敬一、桝嘉一連続四球後、岩田次男左翼線タイムリー、白木一二右翼線タイムリーで2点を返し6-3。イーグルスは5回裏、一死後高橋が中前打、二盗の際捕手の送球が逸れ三進、寺内の三前内野安打で7-3とする。太田二失で一、二塁、畑福の打球は強烈に三塁線を襲うがサード高橋が逆シングルで好捕、そのままベースを踏んで一塁に送球、畑福も懸命に走るが間一髪アウトとなりゲッツー。
 名古屋は6回、捕手登録ながらセカンドを守るこの回先頭の岡本利三が四球で出塁、一死後三浦敏一中前打で一二塁、桝の遊ゴロは6-4-3と転送されるが桝の足が一瞬早く一塁セーフ、この時岡本が三塁を蹴ってホームに突進、虚を突かれたファースト太田がバックホームするがこれが逸れてホームイン、岡本の好走塁で1点返して7-4とする。そして7回、小島茂男の遊ゴロを山本がはじき無死一塁、白木四球で投・打に奮闘した畑福力尽き石井秋雄にスイッチ、捕逸で二三塁となり前田は三振、岡本四球で一死満塁。田中実を遊ゴロに打ち取ったかに見えたがこれを山本がはじき球が転々とする間に二者が還り一点差、なおも一死二三塁、三浦中犠飛で遂に7-7と同点となる。田中が6、7回を無失点で切り抜けると名古屋は8回、岩田の三前内野安打を小島が送り白木が左前に決勝タイムリー、その後も前田左前、岡本三打席連続四球を選び、田中実中前2点タイムリー、三浦右前ポテンタイムリー、小坂三郎右翼線2点タイムリーで6点をあげ試合を決める。粘るイーグルスは8回、太田、石井、筒井、野村、中根と5安打を集め3点を返すもここまで。
 イーグルスは九番筒井良武が3安打3打点、一番野村実が2安打4打点の活躍を見せるも、二番中根之は5打席目に漸く1安打、、三番杉田屋守は4打数無安打と中軸とのつながりを欠いたことが敗因。一方名古屋は好リリーフを見せた田中実が流れを引き寄せ、打っても2打点の活躍、職業野球入り初勝利を飾り開幕2連敗でストップ。

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